県盲だより

中・高等部 性に関する学習会

11月7日(金)、中・高等部生徒を対象に「性に関する学習会」が行われました。 本学習会では、青森市こども未来部あおもり親子はぐくみプラザより講師の方をお迎えし、生徒自身が体感・体験しながら妊娠・出産後そして家族となる心について学びました。

 「赤ちゃんの命のはじまり」では、胎内の成長から産まれた時大きさや重さの変化を触れたり抱いたりしながら体感しまたした。「パパ・ママ体験」では、おむつ交換や重さ18kgもある妊婦体験キットを身に着け、階段歩行や起き上がり・靴や靴下の履き替えをしました。「妊娠中・出産後の女性の体調と心の変化」では、体の変化や不調および妊娠中や出産後の喜びや不安など心の様子を学びました。そして、将来夫となるときには、妻への理解や協力しあって家事・育児にむかうことを体験を通して得る機会となりました。また、望まない妊娠のケースについて考える場面もありました。

 講師の方から「皆さんは大切に育てられた命」であること、そして体験を通して学び得た大切なこととともに、「自分の心と体を大切にし、将来を考え、行動には責任をもつこと」と、思春期にある生徒たちへ言葉が贈られました。

 当日参加した生徒は「きょうだいがいるため経験があり、親の大変さを分かっていたつもりだった。しかし、学習会で体験し『こんな気持ちだったんだ』とわかる貴重な時間となりました。」と話していました。