県盲だより

高等部普通科 アンジェリック出前講座

 10月21日(月)、高等部普通科が総合的な探究の時間に取り組んでいる「県盲カフェ」の活動の一環として、外部講師を活用した出前講座が行われました。青森市の洋菓子店「アンジェリック」のオーナーシェフである一戸氏が来校され、生徒達が製作・販売しているクッキーについて、デモンストレーションを交えてアドバイスしてくださいました。講座の中では、材料の計量やお菓子の種類に合った混ぜ方のほかに、「バターや生地の、この感触を手で覚えてくださいね」などポイントについて分かりやすく教えてくださいました。合間には生徒一人一人の質問に丁寧に答えてくださいました。「生地は、その日の気温や室温で変わります。おいしくしようと粉をこねればこねるほど、逆に粉にとってストレスとなって固くなってしまう。人に接するのと同じように、その日の様子を確かめながら、優しく、大切に触れてあげることで、生地もおいしくなろうとしてくれます」と話されました。今日のクッキー製作体験教室を通して、生徒達は単にクッキーを美味しくする技術だけでなく、自分達が日頃大切にしている手の素晴らしさや、人や物を思いやりながら接する心の大切さを改めて学ぶことができました。

アンジェリック講師粉を混ぜる粉を混ぜる様子デモンストレーションを見る

 

 

 

 

型抜きをする型抜きをする盲導犬の型抜き完成したクッキー