県盲だより

2024年11月の記事一覧

寄宿舎 自立活動

 寄宿舎では、一人一人に合わせた内容で「寄宿舎自立活動」を行っています。先日実施した小学部男子舎生の活動の様子を紹介します。今回の自立活動は余暇時間を楽しむことをねらい、下校後にプレイルームでトランポリンを使って体を動かした後、先日迎えた誕生日をお祝いする苺のショートケーキを食べ、シャボン玉を作るおもちゃで一緒に遊ぶなどして過ごしました。一通り遊び終えた後は、プレゼントの枕でぐっすりとお昼寝をしていました。

誕生日会&クレープ作り

 誕生日会を行いました。自己紹介をして、歌をうたい、たくさんのプレゼントをもらいました!!その後は、お誕生日クレープ作りをしました。夏に中庭で収穫したブルーベリーをたっぷりと入れて(冷凍保存)、ホイップクリームを絞り、右、左と生地を畳んでくるくると巻いたら完成!!柔らかな生地やクリーム、冷たいブルーベリーを感じながら思い思いに作り、口いっぱいにクレープを堪能しました。素敵な1年となりますように……❤

さつまいも収穫

 春に植えたさつまいもは土の中で大きく育ったのかな…ということで、いよいよ収穫をしました。ツルを確かめ両手で引っ張ってみると立派なさつまいもがたくさんついてきました。土の中から何が出てくるか分からない不安からか、泣き出してしまうこともありましたが、これも経験。経験を積み上げていくこと、一つ一つ丁寧に行うことで不安も少なくなっていくことでしょう。収穫したさつまいもは追熟中ですが、おやつ作りを計画中です。

ハロウィン&かぼちゃサラダクッキング

 今年のハロウィンは、作成したかぼちゃの帽子を身に付けて校長室や保健室へ。「ハッピィーハロウィン」や「トリック・オア・トリート!!」と話したり、ビッグマックのスイッチを押したりして、お菓子をおねだり。しっかりとお菓子もいただいて、やり取りを楽しんだこども達でした。

 また、畑で収穫したかぼちゃはみんなで料理をしました。ガスコンロを使用したり、電子レンジを使用したり、つぶす、切る、調味料を入れる、混ぜる、と実態に応じた調理方法で様々な道具にも触れながら、かぼちゃサラダを完成させました。丸いかぼちゃ、大根のように長いかぼちゃ、どちらも美味しく頂きました。残りのかぼちゃはご家族へのお土産として持ち帰りました。

理療部 オンラインカンファレンス

 11月21日(木)、全国11校の盲学校理療科が参加したオンラインカンファ
レンスが行われました。
 本校から参加した生徒は、治療法の選択や資料の完成度の高さに刺激を受
けていました。
 また、交流会では、青森県の魅力を全国の生徒に発信するなどして、参加
した沖縄や東京の生徒と交流を深めていました。
 今回参加した生徒は、来年は事例提供の発表者になりたい、と意気込みを語っていました。

防犯訓練、不審者対応研修を行いました。

11月18日(月)に幼児児童生徒、職員による防犯訓練を行いました。
訓練では、不審者の侵入と放火を想定し、安全に避難することを目標に取り組みました。避難後は不審者の侵入と放火への対処について、東部駐在所の方々からアドバイスをいただき勉強になりました。
11月21日(木)には職員を対象とする不審者対応研修を行いました。オンラインセミナーを視聴し、備えるべき今後の取り組みやセミナー内でモデルとなった学校の「『不審者を学校に入れない。』それこそが大切な子どもたちを守るために私達が一番大切にしていることです。」という思いを学びました。

令和6年度見え方で困っている人のための展示・体験・相談会 「愛・Eyeライブラリー」

 11月16日(土)サンロード青森を会場とし、令和6年度見え方で困っている人のための展示・体験・相談会「愛・Eyeライブラリー」を開催しました。視覚障がいや盲学校の教育活動についての理解を深めてもらうことをねらいとして、毎年県内各所で実施しているものです。今年度も、たくさんの方々が関心をもってくださり、足を止めて各種体験をしたり、説明を聞いたりしてくださいました。あん摩マッサージ指圧体験、点字・見え方体験、盲導犬体験歩行、視覚補助具や生活便利グッズの紹介のコーナーなどが大変にぎわっていました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

理療部 産業現場等における実習

 進路に対する意識を高め、将来に向けた自分の目標を明らかにするため、理療部の2年生は、11月11日から15日までの5日間、校外で産業現場等における実習を行いました。
 今年度、保健理療科は「治療院町のあん摩屋さん」で、専攻科理療科は「デイサービスセンターふれあい温泉」で実習を実施しました。
 生徒を快く受け入れて下さった企業や治療院の先生方、実習への御協力に深く感謝申し上げます。

令和6年度「もったいない・あおもり賞」表彰式

今年度、本校の作業学習での点字用紙リサイクル活動や幼稚部から高等部普通科までの清掃奉仕活動の取組が令和6年度もったいない・あおもり県民運動「もったいない・あおもり賞」を受賞し、11月15日に青森県庁での表彰式に生徒1名が代表で出席しました。当日は、企業や学校を含む8団体の取組紹介や記念撮影の他、思いがけず新聞社の取材もあり、本校の取組を多方面に紹介できる良い機会となりました。

 

中・高等部合同体育②

中・高等部の体育では現在ブラインドサッカーに取り組んでいます。
初めて体験する生徒もいて、戸惑いながらもボールの音や相手の声を頼りにパス練習やドリブル練習を行いました。
最後は全員でPK対決を行い、コースギリギリを狙うような熱いシュート合戦が繰り広げられました。

 

令和6年度県盲祭

11月2日(土)、県盲祭が行われました。今年度のテーマは「Kirameki」。生徒会スペシャル編集によるVTRで始まったオープニングセレモニーに続き、幼小学部の発表、有志によるステージ発表が行われ、幼児児童生徒は日々の学習や練習の成果を存分に発揮し、沢山の拍手をいただきました。生徒会主催のじゃんけんやビンゴ大会の企画には、全員が参加し、大いに盛り上がりました。
舞台発表後は、理療部の生徒が来場された保護者や来賓の方にあん摩を施したり、高等部の生徒は手作りの本校オリジナルデザインのクッキー4種類や点字リサイクルメモ帳を販売したりしました。テーマの通り、幼児児童生徒の笑顔がきらめいた県盲祭となりました。来年度の県盲祭もどうぞお楽しみに!

  

 

 

 

 

県盲祭 あん摩コーナー

 11月2日は本校の文化祭、県盲祭でした。理療部では毎年、あん摩体験コーナーを設け、あん摩施術を行っています。生徒たちは日頃の練習の成果を発揮できる場を与えられ、緊張しながらも精一杯、来場者の方々に施術を行っていました。

第2回 寄宿舎「避難訓練」

 10月22日(火)19時45分から地震(就寝中に震度5弱)を想定した避難訓練を行いました。児童生徒は地震発生の放送を聞くと、自室で(机の下に入るなどの)安全確保をして待機していました。その後、避難指示の放送を聞くと、ヘルメットと防寒着を着用し、自室を出ました。途中、火災発生が確認されたため、職員の指示に従ってハンカチを口と鼻に当て、全盲の生徒は職員の手引きで、落ち着いて避難することができました。いざという時に慌てず行動できるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。