2025年4月の記事一覧
盲導犬ウルム おつかれさま、そしてありがとう!
花曇りの4月25日、県盲の大切な仲間である盲導犬ウルムの退任式が行われました。本校職員の相棒として、時に目となり、時にガイドとなり、10年間その職務を全うしました。盲導犬ウルムは、幼児児童生徒にとっても職員みんなにとっても心を癒やしてくれる存在でもありました。会の最後には、校長先生から感謝状が贈られ、幼児児童生徒とウルムを囲んで記念撮影をしました。リタイアした後は、北海道で新たな生活がスタートする予定とのことです。
視覚障がい者の安全な移動をサポートする大切なパートナーである盲導犬、これからも街中で盲導犬を見掛けることがあったら、ウルムを思い出すことでしょう。
盲導犬ウルム、これまで本当におつかれさまでした!そして、ありがとう!
交通安全教室
先日、きれいな桜が咲き誇る中、交通安全教室を実施しました。目標に応じて、A班・B班に分かれて学習しました。A班は学校を出発して、地下道を通ってバス停の使い方や横断歩道の渡り方などを練習しました。途中から降り出した雨にも負けず、音の出る信号や点字ブロックに注意しながら無事学校まで帰ってきました。
B班は青森市市民部生活安心課の交通安全推進チームの方を講師にお招きし、安全に関するお話を伺いました。パトカーや救急車など外で聞こえる様々な音を聞いたり、信号機や標識、点字ブロックに触れたりした後で、安全な横断歩道の渡り方について学びました。今後も交通事故の被害者にならないよう一人一人が気を付けていきましょう。
県盲桜✿満開
4月、新たな仲間を迎え、皆少しずつ授業や新しい環境に慣れてきたようです。
そんな幼児児童生徒達の成長を見守り続けている県盲の桜が、今年も満開になりました。
地域の方々にも愛されている桜は、青森県立盲学校の自慢の一つです。
桜の木の下、手を伸ばして花の感触や香りを確かめたり、風にそよぐ花の音を聴いたりしながら、皆、春の訪れを感じています。
校舎移転のその日まで、幼児児童生徒達の成長を見守り続けてほしいと願っています。
白杖マラソンプロジェクト キザキケイン贈呈式
この度、株式会社キザキ様から3本の白杖が寄贈されました。金沢大学と連携し、こども用の白杖を開発する取組から始まり、現在白杖マラソンプロジェクトとして全国の盲学校、視覚特別支援学校に寄贈され、本校で53校目になるということです。4月22日(火)に本校にて白杖贈呈式が行われ、幼児児童生徒を代表して高等部普通科3年の生徒が白杖を受け取りました。キザキケインは伸縮式のシャフト、手首に負担をかけないグリップなどの他に、危険時にロックが外れるストラップなどの特徴があります。代表生徒からは「これからも白杖を使って歩行をたくさん頑張っていきます」と感謝の言葉が述べられました。
避難スロープ・訓練用消火器体験及び避難訓練実施
4月17日(木)、避難スロープ・訓練用消火器体験及び避難訓練を実施しました。幼児児童生徒は、非常時に放送や職員の指示に従い、安全かつ迅速な避難の仕方や態度を身に付けることや、避難スロープ、消火器の使用を体験し安全な使用方法を身に付けること、職員は警備及び防火の計画に基づき火災発生時の動きを確認し、適切な対応方法について改善点等を考える機会とすることを目的に行われました。
スロープでは2階から1階へ長いスロープで避難する練習をし、消火器体験では消火器がどんな形をしているものなのかじっくり触ったり、安全ピンを抜いて放射するまでの仕組みを学びました。避難訓練では「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない、近づかない(お、は、し、も、ち)」を守り落ち着いて避難することができました。最後に防火扉についても確認し訓練を終えました。いざという時に慌てないように今後も取り組んでいきます。