県盲だより

行事&学校の様子

避難訓練シミュレーション実施

 幼児児童生徒が元気に登校してくるのを待ちつつ、職員は着々と準備を始めていました。春休み期間中に災害発生時に職員が取るべき措置の内容や手順を確認し、幼児児童生徒の安全を確保できるようにするという目的の下、避難訓練シミュレーションを実施しました。

 新しく赴任された先生方や新入学生を迎え在校生と共に避難するために、避難経路や人員報告の仕方の確認後に模擬避難訓練を行いました。又、新任の先生方を対象に火災報知器の使用確認やオリロー(垂直式救助袋)の操作方法の確認と体験も行いました。今回のシミュレーションをふまえ”もしも”に備えたいと思います。

寄宿舎「余暇時間の過ごし方」

 今回は、舎生の余暇時間の過ごし方について紹介します。男子舎生は国家試験に向けて按摩やマッサージの練習を頑張ったり、指導員と一緒に趣味の将棋を指したり、ラウンジで談笑したりしています。女子舎生は学校にあるエアロバイクで体を動かしたり、自分の好きな曲を弾けるようになるためにキーボードの練習をしたり、テレビで野球観戦を楽しんだりしています。過ごし方は様々ですが、充実した余暇時間を過ごしています。

寄宿舎 女子舎生外出活動

 女子舎生は2月19日(水)まるまつに出かけました。自分で選んだメニューを、自分から店員さんに伝えたり、指導員に手伝ってもらったりして注文しました。運ばれてくる食事を見て、「おいしそう!」という声が…。おいしい食事で笑顔になり、1年を振り返りながら話も弾み、和やかな時間を過ごしました。会計は一人ずつレジに並び、支払いをしました。女子舎生全員、満足して寄宿舎まで帰ってきました。

理療部 校外あん摩実習

 3月12日、理療部は、インターアクトクラブの活動の一環として、校外あん摩実習を実施しました。
 インターアクトクラブとは、ロータリークラブの支援を受けて設立される、地元でのボランティア活動や海外のインターアクト会員との交流を通じて視野を広げ、国際感覚を養っていくためのものです。
 この校外あん摩実習は、ケアハウスにお伺いして、ケアハウスの利用者様や職員の方々にあん摩の施術を受けていただきながら生徒と利用者様たちで交流を図るという、生徒にとっては貴重な体験の機会です。
 今年も、無事、ケアハウスにお伺いして、校外あん摩実習を実施することができました。
 ご協力いただいたケアハウスゆうゆうの利用者様と職員の方々、本当にありがとうございました。

 

 

 

寄宿舎 ひな祭り

 3月3日(月)は、ひな祭りでした。寄宿舎では、ひな人形のイラストや装飾を掲示し、ひな祭りの雰囲気を味わいました。指導員から、『ひな祭りは中国から伝わった五節句のひとつである上巳の節句に由来します。女の子の健やかな成長を祈る年中行事のひとつで、桃の節句です』と説明がありました。また、夕食はちらし寿司にすまし汁、白桃ジュレ等、桃の節句にちなんだメニューを美味しくいただきました。

寄宿舎 ご苦労さん会

 3月6日(木)、寄宿舎「ごくろうさん会」を行いました。例年は卒業退舎生を対象に「送る会」を実施していますが、今年度は対象生がいないため、代替として「ごくろうさん会」という形で行いました。寄宿舎や学校での出来事をクイズ形式で出題したり、寄宿舎生から一言ずつ述べてもらったりしながら1年間を振り返りました。ジュースを飲み、お菓子を食べながら行ったということもあり、とても楽しい会になりました。

幼・小学部 お楽しみ会 ~修了・卒業おめでとう!!~

 3月5日(水)、幼・小学部でお楽しみ会をしました。今年度は修了生、卒業生が共にいたので、これまでの思い出や頑張ったことを発表しました。年長幼児は、県盲祭で頑張った「かっこいいくま」や、大好きなソリ滑りの話等を堂々と発表してくれました。小6児童は、一年生から六年生までそれぞれの思い出No.1を写真と文章でパワーポイントにまとめ、発表してくれました。これまでの生活や学習の積み重ねを感じる素晴らしい発表でした。

 次にイス取りゲームとお菓子釣りゲームをしました。笑いありちょっぴり涙ありの思い出に残るゲームになったかと思います。最後に、記念撮影、サプライズでプレゼント交換をして今年度最後のお楽しみ会はお開きとなりました。

 これから先、いろいろなことがあるでしょう。でもいつも応援してくてくれる人がいることを忘れず、安心して次のステップに一歩ずつ歩んでいって下さい。出会いに感謝して……おめでとうございます。

 

 

 

 

 

スキー・そり教室

 2月27日(木)、リンクステーションヒルズ雲谷スキー場にて、スキー・そり教室を行いました。

 そりグループは、カランツゲレンデへ。先生たちと一緒にそりを引きながら、山の上に何度も登りました。そして、一人で滑るのはもちろん、友達や先輩、先生方と何回も、何回も滑りました。そりのスピードや、誰かと一緒に滑ることも楽しみながら、たくさん体を動かすことができました。

 スキーグループは、それぞれの課題にチャレンジしました。小学部高学年の児童は、コスモスゲレンデの緩斜面で練習しました。「ハの字でエッジを効かせ、スキーを開いたり閉じたりすることで、スピードを調整できた。」と練習の成果を満足気に話していました。高等部の生徒は、オダマキゲレンデで何度も繰り返し滑りました。急なコースなため、慎重に滑りつつ、仲間と一緒に滑る喜びも味わうことができました。また、ノルディックグループの生徒は、ヒュッテ前の歩くコースを1日を通して30周程度周回しました。粘り強く、最後まで頑張りました。

 

令和6年度 研修報告会

 2月26日(水)、今年度県外研修に参加した4名の先生方の研修報告会が行われました。研修報告会を通して視覚障がい教育に関する専門的な知識と理解を深めることを目的に、「弱視教育研究全国大会」、「視覚障害教育研究協議会」、「公開授業研究会」、「ICT県事業に係る先進校視察」の研修を共有しました。

 全ての研修報告に多くの学びがあり、改めて視覚障がい教育に携わる者として大切なことを再確認することが出来ました。これからの指導に少しでも活かしていきたいと思います。

テーブルマナー教室

 2月14日(金)高等部1年・3年の2名。家庭総合のテーブルマナー教室で市内にあるフランス料理ポミエに行ってきました。事前学習でフランス料理について調べ最低限のマナーの知識を得て初めてのフランス料理をいただきてきました。
 店内ではクラシックの曲が流れ、日常とはかけ離れた感じがして少し緊張気味でした。席につき、まずはナプキンの使い方や足つきグラスの持ち方を確認しました。いよいよランチのコース料理が始まりました。1品目はオードブル。「テリーヌ」という聞き慣れない料理だったため、驚きと見た目の華やかさに生徒達の緊張はどこかへ。ナイフとフォークの持ち方を確認しゆっくりと食べ進めました。焼きたてのパンも届き一口サイズにちぎって口へ。「パリパリして美味しい。」2品目はスープで野菜のポタージュ カプチーノ仕立て。スープの上にはふわふわの泡がありとても優しい味。3品目はメインの県産牛のクリーム煮。引率した先生達は魚を選んだので、ナイフとフォークが肉料理と魚料理で違うことを確認。最後にデザートと紅茶。ナイフとフォークを使うことに集中し前のめりになりがちでしたが、テーブルマナーを意識し、ガチャガチャと音をたてることもなく、上手に一口大に切って上品に食べることができました。今後の会食の機会に備えてフランス料理に限らずテーブルマナーを身に付けていってほしいです。