県盲だより

行事&学校の様子

スマホケータイ安全教室

 9月16日(火)6校時に合同サポートチーム「STEPS」の3名を講師に招き、中学部1名、高等部普通科4名を対象にスマホケータイ安全教室が行われました。SNSを介して実際にあったゲーム依存や闇バイト等のトラブルに関する事例をもとに、情報モラルや情報リテラシーについて学習しました。生徒から「誤ってアクセスした場合の対処法について」の質問が出され、講師から「慌てずに電源を切る、知らない番号から電話がきたら出ない」との回答をいただきました。便利なスマホやケータイを正しく活用し、困った時は一人で悩まずに誰かに相談しましょう!

小学部4年 初めての宿泊生活学習

 9月11日(木)~12日(金)まで、小学部4年の児童が宿泊生活学習を行いました。家庭以外の場所で様々な体験をすることをにより生活経験を広げることなどを目的に行いました。

 初めて市営バスに乗り、目的地である「ラ・セラ」へ。授業で使う紙粘土、お小遣いでおやつ、先生方からお使いをお願いされていた物、学部のお友達へのお土産……休憩しながら、たくさんの買い物をしました。夕飯は、レストラン街へ行き天丼一人前をペロリと完食しました!!

 今回は初めての宿泊ということで、盲学校内の寄宿舎に宿泊。大きな浴槽につかり大喜びの児童でした。入浴後は寄宿舎の先生方も部屋に集まってくださり、一緒にスイーツを食べました。そして、21時には布団に入り、ぐっすり眠ることができました。

 翌朝も6時半には自立起床して身支度、そして、朝食をもりもり食べ元気いっぱい!!体操、部屋の掃除を先生たちと一緒に行って、お世話になった寄宿舎の先生方へ挨拶をして学校へ向かいました。学校ではお使いで買った物を届けたり、活動の振り返りをしたりしました。いつもの学習では経験できないことがいっぱいの2日間となりました。

青森東高等学校とのスポーツ交流会

 9月10日(水)、青森東高等学校とのスポーツ交流会を実施しました。生徒が主体となって準備、企画を進め、フロアバレーボール体験や視覚補助具の体験を行いました。本校に招くということで最初は緊張していましたが、スポーツを通して交流を深め、体育館にはたくさんの笑顔と応援の声が響き渡る心温まる会となりました。参加して下さった東高校のみなさん、ありがとうございました!!

中・高等部 ミュージカル鑑賞

 9月4日(木)、リンクモア平安閣市民ホールで行われたわらび座公演イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」theMusical を鑑賞してきました。光るボールを両手で抱えながら宮沢賢治の童話世界イーハトーブを体験しました。太鼓の音色や歌、役者の方々のダンスで表現された幻想的な世界に感動していました。

理療部 前期期末考査

 夏休みが明けたばかりですが、理療部は、9月3日から9月5日までの3日間、定期考査を実施します。
 定期考査は前期中間、期末、後期中間、期末の年4回実施します。
 定期考査の延長線上には国家試験がありますので、生徒たちは真剣に問題に取り組みます。
 生徒の見え方に応じて、拡大文字プリント、デイジー、点字、パソコンテキストデータの問題が用意されます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2回避難訓練

8月26日(火)、震度6(マグニチュード7.5)を想定し、避難訓練を実施しました。前半はグラウンド付近に避難して校長先生の講話を聞き、後半はグループ毎に起震車体験をしました。体験では、幼児児童生徒の実態に合わせて、床に座って頭を押さえたり、椅子に座って手すりに掴まったりして震度5~7の揺れを体感しました。消防署職員からの講評では、地震のとき頭を守ることや一人一人が決まりを守って集団行動することの大切さを教えていただきました。訓練を通して、災害に対する日頃からの備えにつながる貴重な経験になったと思います。

盲学校サマースクール「夏のつどい2025」

 県内の弱視特別支援学級や本校教育相談を利用されている児童生徒を対象に、サマースクールを開催しました。今年度は、ビーンボウリングとオリジナルランチョンマット作りを行いました。

 ビーンボウリングでは、対戦チームをこどもたちが決め、「キッズチーム」と「先生チーム」で勝負をしました。最初はなかなか思うようにピンが回転しませんでしたが、徐々にコツをつかんでいきます。ピンがクルリと回転すると歓声が上がり、大盛り上がりでした。結果は112対97で、キッズチームが勝利しました。

 ランチョンマット作りでは、スポンジシートを好きな形に切ってインクをつけて布に押し、オリジナルランチョンマットを作りました。みんな集中しながら黙々と作業に取り組む姿が見られました。

 

ADL研修会

8月19日(火)、本校食堂にて、ADL研修会がオンラインにて開催されました。

県内の盲学校、弱視特別支援学級の先生方も参加した本研修では、公益財団法人日本盲導犬協会仙台訓練センターの指導員を講師として迎え、仙台訓練センターの活動・事例についてや、児童向けのサマーキャンプについてお話をいただきました。

成人向けの生活訓練では、獲得している動作からモチベーションを高めることが次の一歩へつながること、児童を対象としたサマーキャンプではハビリテーションの視点を大切にされていると伺い、学校や寄宿舎での活動に生かしていくヒントをたくさんいただきました。

特総研報告会

 8月18日(月)、本校教員が参加した「令和6年度国立特別支援教育総合研究所 第三期専門研修」(2025年1月~3月、神奈川県横須賀市)についての報告会を行いました。視覚障害教育専修プログラムを中心に、視機能の発達・評価、弱視児への教材や補助具の活用、乳幼児期のロービジョンケア、インクルーシブ教育の推進など、視覚障害教育に関する専門的な幅広い内容について得られた学びを共有していました。また、個人の課題研究として「視覚障害の特性を踏まえた指導内容の精選と単元の本質に関する研究」として、学習内容表の試作に取り組み、児童生徒の学びを小学部から中学部まで体系的に積み上げていく方法について検討されていました。学習内容表の試作やアンケート調査を通じて、盲学校における教科担当者間の引き継ぎが確実になり、個別指導計画の改善に資する成果が得られたとのことでした。今後も、本校では各自が様々な研修で得た知見を共有し合いながら指導に活かし、視覚障害教育の充実に努めていければと思います。


創立100周年記念 納涼会

 7月17日(木)、県立盲学校100周年記念納涼会を開催しました。近隣の方にもご来場いただき、出店、◎×クイズとビンゴ大会、そして花火をして大いに盛り上がりました。 夏休み前の、楽しいひとときを過ごすことができました。これから暑い日がまだまだ続きますが、熱中症などに注意し、よい季節をお過ごしください。