県盲だより

行事&学校の様子

手で見る動物園「HandZoo(ハンズー)」開園

 本校では動物のぬいぐるみの寄贈を受け、多種多様のぬいぐるみを展示した「手で見る動物園」を10月4日(金)に開園しました。名称は幼児児童生徒及び職員の投票により、「HandZoo(ハンズ―)」と名付けました。

 開園当日は寄贈者が来校し、幼児児童生徒に直接、動物の紹介をしてくださいました。幼児児童生徒は大小様々の動物をじっくり触り、形や大きさを実感し、動物を身近に感じることができました。

       

高等部 東高校とのフロアバレーボール交流

 9月30日(月)本校の体育館で高等部普通科と東高校の生徒達が交流活動を行いました。双方の生徒達が連絡を取り合いながら企画・準備を進め、当日は本校からは4名、東高校からは14名の生徒達が集い、フロアバレーボールを体験しました。東高校生からは、「アイシェードをすると方向感覚がなくなる!」「ボールのラリーが速い上に、前衛の攻防がすごく激しくて驚いた」など、初めて体験する視覚障がい者スポーツに興奮しながら様々な感想が聞かれました。秋晴れの空の下、盲学校の体育館から響く、ボールを打ち合う音とたくさんの笑い声。生徒達にとってかけがえのない思い出になったことと思います。交流を進めてくださった東高校のみなさん、先生方、本当にありがとうございました!

見え方体験前衛後衛

円陣 

 

 

 

 

 

北東北3県盲ネットワーク研修授業研究会

 10月2日、北東北3県盲ネットワーク研修授業研究会を本校体育館で八戸、盛岡、秋田とオンラインを結び、助言者の先生をお迎えし行われました。幼児児童生徒の実態把握や教材研究、実際の指導方法についての理解を深めることや、北東北3県の盲学校の先生方からの意見や助言者からの助言により授業改善を図るとともに、盲学校教員としての資質の向上を図ることを目的としました。

 ICT機器を効果的に活用し見えにくさに配慮した授業づくりをすることや、主体的な学びを保障すること、学習効率の向上を図る工夫等、たくさんの気付きと学びがありました。助言をしてくださった先生をはじめ、今回参加していただいた八戸盲学校さん、盛岡視覚支援学校さん、秋田視覚支援学校さん、授業をしてくださった先生、本当にありがとうございました。 

中・高等部野外活動

 10月3日(木)に、高等部の野外活動で十和田湖に行きました。到着後、グループに分かれての活動では、十和田神社まで行ってお参りをしたり、スワンボートを体験したり、ゆっくりスイーツを堪能したりと、それぞれが好きな活動で楽しみました。その後、遊覧船に乗って湖から周辺の景色を眺めました。帰りのバスでは、運転手さんのガイドで、奥入瀬渓流の滝や清流、岩などを発見しながら自然の美しさを感じました。
 今年度の野外活動も、多くの学びがあり有意義な時間を過ごすことができました。

小学部6年 山口小学校との交流及び共同学習

 10月2日(水)、小学部6年生が、平内町立山口小学校4年生の児童12名と交流及び共同学習を行いました。
 自己紹介の後、ゲーム「拍手で集合!」「キャッチ」を行い、盛り上がりました。打ち解けたところで、本校の6年生が、幼稚部・小学部の各教室を案内しました。書見台や単眼鏡、拡大読書器などを紹介すると、山口小の児童のみなさんは、真剣にメモをしていました。
 また、白杖を使って歩行体験を行った際は、「目が見えない、見えにくい」状態を実感しながら、慎重に歩みを進める様子が見られました。
 11月は、本校児童が山口小学校へ伺う予定です。再会を楽しみにしています。

理療部 理療研究発表会

 専攻科理療科及び高等部保健理療科3年生は、理療に対する意識を高め、研究的な態度を身につける目的で理療研究発表会を行っています。対象の生徒は今まで学んできた理療における学習や臨床での実技の体験などを整理し、生徒・職員を前に発表しました。
 下級生からは多くの質問が出され、発表会は盛り上がりました。

 

 

 

 

 

寄宿舎「十五夜」

 今年は9月17日(火)が十五夜で、月がきれいに見えました。寄宿舎の夕食は、栗ごはん、すまし汁、鮭メンチ、キャベツの付け合わせ、筑前煮、お月見団子など、十五夜にちなんだメニューが出されました。今年は9月下旬になっても暖かい日が続いていますが、舎内には十五夜の由来や栗やもみじなどの装飾が行われ、秋の季節を感じています。

高等部普通科 宿泊学習

 高等部普通科は9月19・20日の2日間、宿泊学習を行いました。次年度の修学旅行を見据え、時間や集団を意識しながら、安全に移動したり行動したりすること、地元の自然・文化・観光資源に親しむことを目標に、青森市内で様々な活動をしました。1日目はねぶたの家ワ・ラッセで囃子体験や金魚ねぶた作り、2日目は浅虫水族館で海洋生物の見学を行いました。また、浅虫のホテル秋田屋に宿泊し、青森県産料理に舌鼓を打ちながら、効能豊かな浅虫の温泉にゆっくり浸かって旅の疲れを癒やしたり、カードゲームをしながら和気あいあいと過ごしたりしました。公共交通機関や宿泊施設、体験施設の利用では、生徒達は日頃の自立活動や寄宿舎生活で身に付けた力を発揮していました。宿泊学習や修学旅行を通して、様々な力を発揮して自信を付けることで、将来、社会人として様々なところに旅行したいという意欲をもち、たくさんの人と関わりながら日々の生活や人生を充実させていってほしいと願っています。

ワ・ラッセのびっくりんご

囃子体験

金魚ねぶた作り体験

青森駅での歩行

浅虫の足湯

 

浅虫の足湯

浅虫水族館

 

 

 

浅虫水族館  

幼・小学部 おつきみ会

 9月17日(火)、幼・小学部で、おつきみ会をしました。
 おつきみ会に向けて、新聞紙やお花紙を丸めて団子を作ったり、たんぽ筆で風船に絵の具をつけて月を作ったりしました。おつきみ会当日、みんなの前で頑張って作った作品を発表したり、お互いの作品を触って、「いいね。」と話したりしていました。また、絵本「おつきみうさぎ」のお話を聞いたり、歌「つき」を歌ったりしました。さらに、「おつきみだんごボウリング」では、指導者が手を叩く音がする方向のピンを狙って、鈴の入ったボールを転がし、ピンを倒すことができました。白熱した戦いとなり、盛り上がりました!最後は、お供えした果物の中から食べたいものを選び、みんなで食べて、お月見の雰囲気を味わうことができました。

 

高等部作業班活動紹介②

高等部普通科の作業学習では県盲祭での販売に向けた制作活動を行っています。
昨年度はリサイクルメモ帳のみの販売でしたが、今年度は新製品のリサイクルランプの販売も予定しています。
今回はランプの基礎になる部分の作成工程を紹介します。
電動ボール盤を使って、7㎝×7㎝の板を五円玉のような形→ドーナツのような形へと加工していきます。
作業している生徒は、はじめて使用する電動工具に最初はおっかなびっくりな様子を見せていましたが、何度も繰り返すうちに道具を使いこなせるようになっていきました。
※動画をアップしてありますのでぜひご覧ください。