県盲だより

2023年10月の記事一覧

高等部作業班(チェリー)の活動紹介2

今年度のチェリーでは使われなくなった点字用紙を「メモ帳」として再利用する活動に取り組んでいます。
今回はメモ帳作りの2番目の工程をご紹介したいと思います。
点字をつぶした後は用紙を7センチ幅にカットしていきます。市販のペーパーカッターに用紙が曲がらないようにガイドをつけたものを使うことで毎回決まった幅に切ることができます。

理療部 校外あん摩実習

 校外における臨床実習をとおして、治療経験を積んで、技術と社会性や患者対応の向上を図り、青森県立青森北高等学校の生徒や教職員の方達との交流を深める目的で、10月13日に、専攻科理療科1年生は、青森県立青森北高等学校で校外あん摩実習を行いました。
 生徒は緊張しながらも普段からスポーツに取り組んでいる若者を対象とした施術ができ、校内の実技の授業とは違う貴重な経験を積む事ができました。
 ご協力いただいた青森県立青森北高等学校の先生と生徒の皆様、ありがとうございました。

第6回のぞみ家庭教育学級「iPadを使ってみよう」

 10月13日(金)第6回のぞみ家庭教育学級「iPadを使ってみよう」が行われました。講習では、最初に参加者の要望を伺い、iPadの視覚サポート機能やアプリ、パソコン操作などの講義が行われました。また、最後には電子黒板の機能の紹介もあり、充実した時間となりました。

寄宿舎 男子自立活動

 今日は自立活動の一環で、調理体験を実施しました。寄宿舎には生活体験室という部屋があり、そこには調理に必要な冷蔵庫、炊飯器、ガスレンジと言った家電や調理道具が準備されています。目の不自由な人が使いやすいように、様々な工夫を施した道具がいくつかあります。今回はパスタを作ることになり、慎重に分量を計るなどをして、少し時間はかかりましたが、とても美味しそうな4種類のパスタが完成しました。完成したパスタは、舎生と指導員で談笑しながら食べました。

山口小学校との交流及び共同学習

10月6日(金)山口小学校との交流及び共同学習が行われました。校内見学では、小5児童が盲学校で使用されている学習用具等の説明をしました。点字体験では、飲み物の缶やケチャップに点字がついていることを初めて知った児童もいました。そして、自分の名前を点字で書くことにも挑戦しました。歩行体験では、アイマスクをして周りが見えなくなることで怖そうな様子でしたが、手引きする時は優しく前方や周りのことを教えることができ、よい体験になったようです。

第3回よつばクラブを実施しました

 第3回目に予定していました「よつばクラブ」を実施いたしました。今回の活動内容は、こども達は「ハロウィンパーティーをしよう」保護者の方は「あん摩体験」でした。  
 こども達は、ハロウィンのお面を制作し、仮装しながら校内を散策しました。たくさんのお菓子をもらい、楽しく活動することができました。保護者の方は、本校の理療部の説明を聞き、あん摩や鍼を体験し、日々の疲れを和らげることができた時間だったのではないでしょうか。ご参加いただいたご家族様ありがとうございました。

点字ブロック理解啓発活動

 10月10日(火)、青森駅の青い森鉄道ホームで、点字ブロック理解啓発のためのティッシュ配りを行いました。今年は中・高等部とPTAが協力して行い、4年ぶりの手渡しの活動に少し緊張も見られましたが、電車を利用する多くのお客様に渡すことができました。ティッシュ配りと同時に理解啓発のアナウンスを高等部の生徒が行う試みもあり、点字ブロックについて多くの方に知っていただく機会になったと感じています。モーリー君も登場して、和やかな雰囲気の中で活動することができました。

理療部 治療院体験

 理療部では、1年時に、国家資格を持った治療家の行っている治療院に行き、鍼灸マッサージなどの治療を受ける体験を行っています。
 実際に手技治療を経験する事で、治療の明確なイメージを掴み、治療院経営の理解を深める事を目的としています。今日は高等部保健理療科の治療院体験を行いました。
 訪れた治療院は、本校専攻科理療科を今年3月に修了し、5月に開業した卒業生の「竜の手治療院」でした。院長先生、お世話になりました。今後もお仕事頑張って下さい。

あん摩マッサージ指圧はり 竜の手治療院
〒038-0059 青森市大字油川字中道2番11
受付時間 9:00~17:30 定休日
 月・金曜日
電話 代表017-788-1257 携帯080-1619-8600

中・高等部野外活動

   10月5日(木)に中・高等部の野外活動を実施しました。朝から雨模様でしたが、道中の風景をバスの車窓から眺めたり、りんごへの理解を深めたりしながら、目的地の板柳ふるさとセンターに到着しました。
 板柳ふるさとセンターでは、りんご農家さんからりんご栽培についてお話を聞き、りんごの枝や実を触らせていただきました。その後の体験活動では、りんごクッキーやアップルパイ作り、ろくろでの陶芸、染め物体験をして、充実した時間を過ごしました。
 昼食後は、立佞武多の館に移動し、大迫力の立佞武多を間近で見ることができました。
 今年度の野外活動も学び多く有意義な時間を過ごすことができました。

   
   

愛・Eyeライブラリー

 視覚障害に関する様々な情報を発信するイベント「見え方で困っている人のための展示・体験・相談会『愛・Eyeライブラリー』」を9月30日(土)弘前市のヒロロで開催致しました。
 ヒロロでのはじめての開催となりました。多くの方に足を運んでいただき、視覚障害への理解啓発活動を行うことができました。共催していただきました弘前市、視覚障害者情報センター様、イリエ様、ヒロロ様、来場者の皆様、大変ありがとうございました。


  

寄宿舎 十五夜

 今年の十五夜は9月29日(金)でした。寄宿舎では、ススキやお団子、お月様を装飾しました。28日の夕食は、十五夜行事食メニューの「ゆかりごはん」「すまし汁」「うさぎ型ハンバーグ」「筑前煮」でした。「お月見団子」のデザートもつき、皆で美味しくいただきました。また、十五夜にまつわる雑学クイズを行い楽しく十五夜の知識を深めることができました。少し早い水曜日にお月見をし、雲がかかった朧月でしたが「見えた♪見えたね。」と喜び合いました。

 

理療部 後期始業式

 理療部は2学期制です。2学期制とは、1年間を4月~9月(前期)と10月~3月(後期)の2学期で構成するものです。
 今日は後期始業式を行いました。校長先生からは、「理療部の目標に国家試験の合格があります。目標の達成には、日々の積み重ねが重要です。」とのお話がありました。
 新たな学期を迎え、生活面についても勉強面についても、これまでの気持ちをリセットして再スタートをきろうと考えている生徒もいると思います。
 充実した学期に向けて少しずつ助走を始めていきましょう。