県盲だより

2023年3月の記事一覧

小学部4年 視覚補助具の初期学習

 盲学校では、単眼鏡やルーペ、拡大読書器といった視覚補助具を使用して学習する児童生徒がいます。効率的に学習を進め、「見る世界」を広げるためには、「初期学習」がとても重要です。
 小学部4年の児童は今年度、単眼鏡とルーペの初期学習に取り組みました。単眼鏡では、ピント合わせの学習から始まり、ホワイトボードの文字や、時には電子黒板上の動く文字を読み取る練習を行いました。ルーペでは、たくさんの種類の中から自分に合っているものを選び、本を読む練習をしています。最近では、自分の単眼鏡を購入し、みんなに自慢しながら、笑顔で学習に取り組んでいます!

中学部・高等部・理療部生徒会 卒業生を送る会

3/3(金)5校時に中学部・高等部・理療部合同で卒業生を送る会を行いました。
今年度のゲームは「自分クイズ」で、卒業生が作成したクイズを在校生と職員が解答し、優勝チームには豪華景品が贈呈されました。答えを聞いて、「えっ、そんなエピソードが?」、「知ってて当たり前!」といった声が飛び交いました。
最後の卒業生からのことばでは、中学部や理療部での生活を振り返りながら、支えてくれた方々への感謝の気持ちと、卒業後の新たな進路への決意が話されました。
来週はいよいよ卒業式ですが、卒業式前の楽しいひとときを過ごしました。

ひなまつり

 3/3(金)はひなまつりでした。寄宿舎では、毎年、受け継がれてきた立派なひな人形を飾っています。児童生徒たちはひな人形を触ったり、眺めたりしながら、ひな壇の前で写真撮影して、行事の雰囲気を楽しみました。また、夕食はちらし寿司にすまし汁等、桃の節句にちなんだメニューを美味しくいただきました。

令和4年度 スキー教室

 2月28日(火)にモヤヒルズスキー場でスキー教室を行いました。
幼・小学部の幼児児童3名と中・高等部の生徒6名が3班に分かれ、3年ぶりのスキー場での滑りを体験しました。
 1班では、初級コースを数本滑ってからオダマキペアリフトに乗り、中級リフトに挑戦しました。急斜面で幅狭のコースでしたが、エッジを効かせながら滑り下りることができました。
終了時間になり、「もっと滑りたい!」と話す1班生徒の意欲と体力が素晴らしく、ゲレンデから見た景色も最高でした。来年は時間を延長して楽しみたいと思います。
 2班では、ロープトゥに挑戦しました。初めての場所やロープトゥで緊張が見られましたが、午後には一度も転ばず、頂上から下まで滑りきることができ、笑顔が見られました。
 3班では、そり滑りを行いました。いつもの学校の坂より長く広い坂や気持ちよい天候に、張り切って坂を上ったり、笑みがこぼれ手足をバタバタ大きく動かしたりと、それぞれに喜びや気持ちよさを表現し、時間いっぱい楽しむことができました。また、坂を怖がっていた子が、皆が楽しむ様子を感じ、上から滑ることを楽しめるようになったことも嬉しい収穫でした!!
どの班も笑顔いっぱいのスキー教室となりました。