行事&学校の様子
創立100周年記念式典
9月26日(金)、澄み渡る秋空のもと、青森県立盲学校の創立100周年記念式典が盛大に開催されました。当日は120名を超える関係者や来賓の皆様が一堂に会しました。式典では、青森県教育委員会教育委員の方からの祝辞に続き、本校校長、実行委員長(後援会会長)、高等部生徒会長がそれぞれ心温まる祝辞を述べました。また、本校発展に多大なご尽力をいただいた7名の方々に感謝状が贈呈され、その功績に対し深い敬意が表されました。後半には、「県盲100年のあゆみ」と題した映像が上映され、創立者である西蓮寺幸三郎氏の志を胸に刻み、先人達が築いてきた歴史に想いを馳せました。幼児児童生徒のメッセージと共に、矢田前校舎で学んだかつての県盲生達の写真が映し出されると、会場には感動の涙を拭う姿も見受けられました。式典の最後には、幼児児童生徒と教職員全員で「Joyful Joyful」を合唱し、祝福と感謝の想いを一つにしました。拍手に包まれる中、参加者全員による校歌斉唱が体育館に響き渡り、華やかに式典が締めくくられました。1925年、一人の青年が「青森に盲学校を」と立ち上がった日から100年。これからも青森県立盲学校は、この矢田前校舎で学ぶ1日1日を大切にしながら、その歩みを未来へとつないでいきます。
学校公開&公開講座
9月17日(水)に令和7年度の学校公開と公開講座が行われました。学校公開には22名の方が参加し、幼稚部から理療部までの一人一人の見え方に応じた授業の実際や、安全に移動や活動ができるよう配慮された教室環境などを見学しました。午後の公開講座では歩行体験が行われ、2人1組になって手引きによる歩行や白杖歩行の体験などをしました。アイマスクを装着した歩行体験では「周囲の状況に注意を払いながら屋内を少し歩くだけでも、とても疲れた。日頃、視覚障がい者の方々は白杖を使用しながら、屋外を歩いていることの凄さを感じた。」という感想が聞かれました。次年度は、この矢田前の校舎で行う最後の学校公開となります。次年度もたくさんのご参加をお待ちしています。
寄宿舎「十五夜」
10月6日(月)は中秋の名月、十五夜でした。7日(火)は満月ということで、寄宿舎の夕食には、五色ごはん、いももち汁、ちくわ磯辺揚げ、里芋の煮物、彩りこんにゃく、お月見団子など、十五夜にちなんだメニューが出されました。今年は、10月になっても日中の気温が20℃を超え、ぽかぽかした陽気が続いていますが、舎内にはコスモスやすすきなどが装飾され、秋の季節を感じています。
理療部 マッサージ感謝祭
校舎移転に伴い、長年にわたり本校の教育活動にご協力いただいた地域の方々に感謝の気持ちを表す機会として、10月9日にマッサージ感謝祭を実施しました。趣旨に賛同し、施術にご協力いただいた、本校出身のジーノマッサージ治療室 院長 小原様、治療院町のあん摩屋さん 院長 船水様、また、今まで本校を支えて下さった地域の方々に感謝を申し上げます。
りんご収穫体験に行ってきました
中学部1年と高等部1年の2名で、青森市浪岡交流センター「あぴねす」に行き、りんごの収穫体験をしてきました。
収穫は初体験という2人は、館長さんから収穫の仕方を聞いて収穫に臨みました。最初は、枝からうまく取れずに引っ張ってしまいましたが、2つ目、3つ目と繰り返すうちに上手になっていきました。梯子にのぼっての収穫にも挑戦し、事前に絵や文字をかいたシールを貼った、オリジナルりんごを収穫しました。
収穫した後は3種類のりんごを試食し、「甘酸っぱくておいしい」「味がちがう!」と味の違いを感じ取ることができました。