県盲だより

行事&学校の様子

県盲桜✿満開

4月、新たな仲間を迎え、皆少しずつ授業や新しい環境に慣れてきたようです。

そんな幼児児童生徒達の成長を見守り続けている県盲の桜が、今年も満開になりました。

地域の方々にも愛されている桜は、青森県立盲学校の自慢の一つです。

桜の木の下、手を伸ばして花の感触や香りを確かめたり、風にそよぐ花の音を聴いたりしながら、皆、春の訪れを感じています。

校舎移転のその日まで、幼児児童生徒達の成長を見守り続けてほしいと願っています。

 

白杖マラソンプロジェクト キザキケイン贈呈式

 この度、株式会社キザキ様から3本の白杖が寄贈されました。金沢大学と連携し、こども用の白杖を開発する取組から始まり、現在白杖マラソンプロジェクトとして全国の盲学校、視覚特別支援学校に寄贈され、本校で53校目になるということです。4月22日(火)に本校にて白杖贈呈式が行われ、幼児児童生徒を代表して高等部普通科3年の生徒が白杖を受け取りました。キザキケインは伸縮式のシャフト、手首に負担をかけないグリップなどの他に、危険時にロックが外れるストラップなどの特徴があります。代表生徒からは「これからも白杖を使って歩行をたくさん頑張っていきます」と感謝の言葉が述べられました。

避難スロープ・訓練用消火器体験及び避難訓練実施

 4月17日(木)、避難スロープ・訓練用消火器体験及び避難訓練を実施しました。幼児児童生徒は、非常時に放送や職員の指示に従い、安全かつ迅速な避難の仕方や態度を身に付けることや、避難スロープ、消火器の使用を体験し安全な使用方法を身に付けること、職員は警備及び防火の計画に基づき火災発生時の動きを確認し、適切な対応方法について改善点等を考える機会とすることを目的に行われました。

 スロープでは2階から1階へ長いスロープで避難する練習をし、消火器体験では消火器がどんな形をしているものなのかじっくり触ったり、安全ピンを抜いて放射するまでの仕組みを学びました。避難訓練では「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない、近づかない(お、は、し、も、ち)」を守り落ち着いて避難することができました。最後に防火扉についても確認し訓練を終えました。いざという時に慌てないように今後も取り組んでいきます。

理療部 オリエンテーション

 新しい年度が始まり、理療部は高等部保健理療科1年と専攻科理療科に1人ずつ、新しい仲間を迎えスタートしました。
 4月8日、理療部ではオリエンテーションが行われ、内容は、・学部目標について ・学習に臨む心構えについて ・衛生面について ・ワークショップ「私のストレス対処法」 などが行われました。

避難訓練シミュレーション実施

 幼児児童生徒が元気に登校してくるのを待ちつつ、職員は着々と準備を始めていました。春休み期間中に災害発生時に職員が取るべき措置の内容や手順を確認し、幼児児童生徒の安全を確保できるようにするという目的の下、避難訓練シミュレーションを実施しました。

 新しく赴任された先生方や新入学生を迎え在校生と共に避難するために、避難経路や人員報告の仕方の確認後に模擬避難訓練を行いました。又、新任の先生方を対象に火災報知器の使用確認やオリロー(垂直式救助袋)の操作方法の確認と体験も行いました。今回のシミュレーションをふまえ”もしも”に備えたいと思います。