行事&学校の様子
寄宿舎「十五夜」
10月6日(月)は中秋の名月、十五夜でした。7日(火)は満月ということで、寄宿舎の夕食には、五色ごはん、いももち汁、ちくわ磯辺揚げ、里芋の煮物、彩りこんにゃく、お月見団子など、十五夜にちなんだメニューが出されました。今年は、10月になっても日中の気温が20℃を超え、ぽかぽかした陽気が続いていますが、舎内にはコスモスやすすきなどが装飾され、秋の季節を感じています。
理療部 マッサージ感謝祭
校舎移転に伴い、長年にわたり本校の教育活動にご協力いただいた地域の方々に感謝の気持ちを表す機会として、10月9日にマッサージ感謝祭を実施しました。趣旨に賛同し、施術にご協力いただいた、本校出身のジーノマッサージ治療室 院長 小原様、治療院町のあん摩屋さん 院長 船水様、また、今まで本校を支えて下さった地域の方々に感謝を申し上げます。
りんご収穫体験に行ってきました
中学部1年と高等部1年の2名で、青森市浪岡交流センター「あぴねす」に行き、りんごの収穫体験をしてきました。
収穫は初体験という2人は、館長さんから収穫の仕方を聞いて収穫に臨みました。最初は、枝からうまく取れずに引っ張ってしまいましたが、2つ目、3つ目と繰り返すうちに上手になっていきました。梯子にのぼっての収穫にも挑戦し、事前に絵や文字をかいたシールを貼った、オリジナルりんごを収穫しました。
収穫した後は3種類のりんごを試食し、「甘酸っぱくておいしい」「味がちがう!」と味の違いを感じ取ることができました。
愛・Eyeライブラリーを開催しました!
10月4日(土)イオンモールつがる柏を会場として、「愛・Eyeライブラリー」を開催しました。
この催しは、視覚障がいや盲学校の教育活動についての理解を深めてもらうことをねらいとして、毎年県内各所で実施しているものです。
視覚に障がいのある方の生活や学習について関心をもっていただき、点字体験や見え方体験、視覚補助具や生活便利グッズの紹介コーナーなどが大変にぎわっていました。
御来場いただいた皆様、ありがとうございました。
理療部 治療院体験
高等部保健理療科の1年生は、実際に手技治療を経験し、治療の明確なイメージを掴むとともに、治療院経営の理解を深めることを目的に、国家資格をもった治療家の行っている治療院を訪問しました。
訪れた治療院は、本校専攻科理療科を修了し、数年前に開業した卒業生の「竜の手治療院」でした。院長の後藤さん、お世話になりました。今後もお仕事頑張って下さい。
中・高等部 主権者教育「選挙出前講座」
10月2日(木)、高等部および保健理療科1年の生徒を対象に「選挙出前講座」が行われました。 本講座では、青森県選挙管理委員会事務局より講師の方をお迎えし、選挙の大切さ、選挙運動と選挙違反についてや投票の方法(点字投票・代理投票など)について学びました。
模擬投票は、本校職員による模擬立候補者3名の選挙公報を聞き、投票するという流れで行いました。投票の際、点字使用の生徒は、小型点字器を用いた「点字投票」で行いました。開票作業では、投票用紙計数機など実際に使用する器具を見たり用具の説明を受けたりして一連の作業について学びました。当選発表では、得票数が同じ立候補者がいる状況となり、公職選挙法の規程に則った「くじ引きによる決定方法」を知る場面もありました。
当日参加した生徒は「来年から選挙権を持つこととなるため、これからの選挙には保護者とともに会場へ行きたい。」と話していました。
お月見会
10月6日、幼稚部と小学部4年生が合同でお月見会をしました。お月見制作の発表をし合ったり、歌を歌ったり、お月見の由来を勉強したりしました。また、すすきの他、畑でとれたじゃがいもやかぼちゃ、粉から混ぜて作った団子をお供えして、最後は皆で団子を美味しく頂きました。たくさんの実りに感謝して、これからも健康で幸せに過ごせますように・・・
理療部 専攻科理療科3年 産業現場等における実習
進路に対する意識を高め、将来に向けた自分の目標を明らかにする等のため、専攻科理療科3年生は、9月29日から10月3日までの5日間、校外で産業現場等における実習を行いました。
今年度は、「介護老人保健施設 平成の家」で実習を実施しました。
生徒を快く受け入れて下さったデイケアの方々、実習への御協力に深く感謝申し上げます。
茨城県立盲学校とオンライン交流
10月1日、茨城県立盲学校高等部と本校高等部でオンライン交流を行いました。初めはお互いに緊張した面持ちでしたが、自己紹介で好きなことや得意なことなどを伝え合ったり、茨城盲の生徒の皆さんが考えたゲームで楽しむうちに、緊張も和らいでいきました。また、茨城県立盲学校の学校紹介では、部活動や修学旅行、給食など、本校との違いに生徒も興味関心をもって話を聞いていました。この交流をきっかけに親睦を深めるとともに、両県について理解を深めていけたらと思います。
スマホケータイ安全教室
9月16日(火)6校時に合同サポートチーム「STEPS」の3名を講師に招き、中学部1名、高等部普通科4名を対象にスマホケータイ安全教室が行われました。SNSを介して実際にあったゲーム依存や闇バイト等のトラブルに関する事例をもとに、情報モラルや情報リテラシーについて学習しました。生徒から「誤ってアクセスした場合の対処法について」の質問が出され、講師から「慌てずに電源を切る、知らない番号から電話がきたら出ない」との回答をいただきました。便利なスマホやケータイを正しく活用し、困った時は一人で悩まずに誰かに相談しましょう!
理療部 進路講演会
9月12日、理療部は進路講演会を実施しました。講師は本校専攻科理療科修了生で、現在、ヘルスキーパーを勤める大川郁子さんです。講演会では、主にヘルスキーパーの実務内容ついて学びました。
生徒たちは、同じ障がいをもつ先輩の講演を真剣に聴いていました。
大川さん、本当にお忙しい中、貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
小学部4年 初めての宿泊生活学習
9月11日(木)~12日(金)まで、小学部4年の児童が宿泊生活学習を行いました。家庭以外の場所で様々な体験をすることをにより生活経験を広げることなどを目的に行いました。
初めて市営バスに乗り、目的地である「ラ・セラ」へ。授業で使う紙粘土、お小遣いでおやつ、先生方からお使いをお願いされていた物、学部のお友達へのお土産……休憩しながら、たくさんの買い物をしました。夕飯は、レストラン街へ行き天丼一人前をペロリと完食しました!!
今回は初めての宿泊ということで、盲学校内の寄宿舎に宿泊。大きな浴槽につかり大喜びの児童でした。入浴後は寄宿舎の先生方も部屋に集まってくださり、一緒にスイーツを食べました。そして、21時には布団に入り、ぐっすり眠ることができました。
翌朝も6時半には自立起床して身支度、そして、朝食をもりもり食べ元気いっぱい!!体操、部屋の掃除を先生たちと一緒に行って、お世話になった寄宿舎の先生方へ挨拶をして学校へ向かいました。学校ではお使いで買った物を届けたり、活動の振り返りをしたりしました。いつもの学習では経験できないことがいっぱいの2日間となりました。
青森東高等学校とのスポーツ交流会
9月10日(水)、青森東高等学校とのスポーツ交流会を実施しました。生徒が主体となって準備、企画を進め、フロアバレーボール体験や視覚補助具の体験を行いました。本校に招くということで最初は緊張していましたが、スポーツを通して交流を深め、体育館にはたくさんの笑顔と応援の声が響き渡る心温まる会となりました。参加して下さった東高校のみなさん、ありがとうございました!!
中・高等部 ミュージカル鑑賞
9月4日(木)、リンクモア平安閣市民ホールで行われたわらび座公演イーハトーブシアター「真昼の星めぐり」theMusical を鑑賞してきました。光るボールを両手で抱えながら宮沢賢治の童話世界イーハトーブを体験しました。太鼓の音色や歌、役者の方々のダンスで表現された幻想的な世界に感動していました。
理療部 前期期末考査
夏休みが明けたばかりですが、理療部は、9月3日から9月5日までの3日間、定期考査を実施します。
定期考査は前期中間、期末、後期中間、期末の年4回実施します。
定期考査の延長線上には国家試験がありますので、生徒たちは真剣に問題に取り組みます。
生徒の見え方に応じて、拡大文字プリント、デイジー、点字、パソコンテキストデータの問題が用意されます。
第2回避難訓練
8月26日(火)、震度6(マグニチュード7.5)を想定し、避難訓練を実施しました。前半はグラウンド付近に避難して校長先生の講話を聞き、後半はグループ毎に起震車体験をしました。体験では、幼児児童生徒の実態に合わせて、床に座って頭を押さえたり、椅子に座って手すりに掴まったりして震度5~7の揺れを体感しました。消防署職員からの講評では、地震のとき頭を守ることや一人一人が決まりを守って集団行動することの大切さを教えていただきました。訓練を通して、災害に対する日頃からの備えにつながる貴重な経験になったと思います。
盲学校サマースクール「夏のつどい2025」
県内の弱視特別支援学級や本校教育相談を利用されている児童生徒を対象に、サマースクールを開催しました。今年度は、ビーンボウリングとオリジナルランチョンマット作りを行いました。
ビーンボウリングでは、対戦チームをこどもたちが決め、「キッズチーム」と「先生チーム」で勝負をしました。最初はなかなか思うようにピンが回転しませんでしたが、徐々にコツをつかんでいきます。ピンがクルリと回転すると歓声が上がり、大盛り上がりでした。結果は112対97で、キッズチームが勝利しました。
ランチョンマット作りでは、スポンジシートを好きな形に切ってインクをつけて布に押し、オリジナルランチョンマットを作りました。みんな集中しながら黙々と作業に取り組む姿が見られました。
ADL研修会
8月19日(火)、本校食堂にて、ADL研修会がオンラインにて開催されました。
県内の盲学校、弱視特別支援学級の先生方も参加した本研修では、公益財団法人日本盲導犬協会仙台訓練センターの指導員を講師として迎え、仙台訓練センターの活動・事例についてや、児童向けのサマーキャンプについてお話をいただきました。
成人向けの生活訓練では、獲得している動作からモチベーションを高めることが次の一歩へつながること、児童を対象としたサマーキャンプではハビリテーションの視点を大切にされていると伺い、学校や寄宿舎での活動に生かしていくヒントをたくさんいただきました。
特総研報告会
8月18日(月)、本校教員が参加した「令和6年度国立特別支援教育総合研究所 第三期専門研修」(2025年1月~3月、神奈川県横須賀市)についての報告会を行いました。視覚障害教育専修プログラムを中心に、視機能の発達・評価、弱視児への教材や補助具の活用、乳幼児期のロービジョンケア、インクルーシブ教育の推進など、視覚障害教育に関する専門的な幅広い内容について得られた学びを共有していました。また、個人の課題研究として「視覚障害の特性を踏まえた指導内容の精選と単元の本質に関する研究」として、学習内容表の試作に取り組み、児童生徒の学びを小学部から中学部まで体系的に積み上げていく方法について検討されていました。学習内容表の試作やアンケート調査を通じて、盲学校における教科担当者間の引き継ぎが確実になり、個別指導計画の改善に資する成果が得られたとのことでした。今後も、本校では各自が様々な研修で得た知見を共有し合いながら指導に活かし、視覚障害教育の充実に努めていければと思います。
創立100周年記念 納涼会
7月17日(木)、県立盲学校100周年記念納涼会を開催しました。近隣の方にもご来場いただき、出店、◎×クイズとビンゴ大会、そして花火をして大いに盛り上がりました。 夏休み前の、楽しいひとときを過ごすことができました。これから暑い日がまだまだ続きますが、熱中症などに注意し、よい季節をお過ごしください。